治療方針について

LINEで送る
Pocket

治療方針について

クリニックに来た患者さんがよく同じ質問をします。
「どうして虫歯を治したくて来たのに今日治さないのでしょうか?」

焦る気持ちはよく分かります。一日でも早くイヤな虫歯の黒点を取って欲しい事でしょう。
しかし、私は歯科医は治療だけすれば良い、という訳ではありません。

なるべく良い環境で、少し時間が掛かってもきちんと将来の事を考えて予防しながら治していきたいと思っています。
歯は一生使うもの、その中での一日、二日くらいはその後を考えるとなんでもありません。

では、まず一回目は何をしているのか、というとレントゲンを取ってその人の状態、クセを知り、汚れをキレイに取ります。
このクリーニング作業はその人の汚れ具合によって全く変わってしまいますが、一回で出来る方もいれば、十年単位で歯垢を蓄積されている方もいらっしますので、その場合、歯石となってなかなか一回では取れないので何回か時間を掛ける必要もあります。

クリーニング無しでは出血の多い歯科治療の場合、感染症を引き起こしてしまう可能性は非常に高いのです。
C型肝炎などで昔の注射針の扱いなどがよく取り扱われていますが、意外に歯科治療の事は扱われていません。
出血が伴う治療であるのにあまり意識されていないのは非常に危険な事だと思っています。

あと、よくもう痛くてどうしようもないのだけど、虫歯を削ってくれませんか?と申し出る方もいらっしゃいますが、その場合は大体クリーニングをして痛みが引くのを待ってもらいます。
痛い中治療するのは傷口に辛子を塗っているようなものです。
汚れを取れば大体痛みは落ち着き、熱も引きます。その上で必要な治療を冷静に施して行く事が大切です。

その為にもきちんと日頃のお手入れをしてほしいと思っています。

歯科医である以上、痛い治療もあるので恨まれ役である事は多少覚悟していますが、少しでもその恨みを減らすために私はこうやって口をしょっぱくしながら申し上げています。
治療台に乗ると死刑台に乗ったように震えてらっしゃる方も多くいますが、優しい治療を目指してやっております!

分からない事、不安な事はご気軽にご相談ください。出来る限りの説明をしたいと思っております。

LINEで送る
Pocket